政策提言・時事問題リポート

2015/05/21

会派の主張 2007

私たち「とちぎ自民党議員会」は、29議席を有する県議会最大会派です。県内各地域で活動する同志が、県民の声に耳を傾け地域の課題をしっかりと把握しながら政策立案・政策提言を行い、私たちの「実行力」「実現力」を発揮してまいります。
 自由民主党は、先人が培ってきた素晴らしい文化や規範意識、相手を敬い思いやる心など日本の良さを大切にしています。先人に学びつつ現在を生きる人々の声を聴き、そして新たな考えを積極的に取り入れていく。
“変える力”と“守る誇り”。そのことが責任ある未来を創ることになると考えています。


 今年度は栃木県にとって「景気回復」・「地方創生」という大きな流れをしっかりと捉え、地域間競争に打ち勝つとともに他県との連携を深めるための一層の努力が求められる大切な時期であると認識しています。
 本県の農林水産業や観光関連産業、中小地場産業が景気回復と成長を実感できるように、栃木県として適時適切な施策を大胆かつ積極的に展開していかなければなりません。
私たちが進めていく具体的な取り組みについて記します。


【 県内経済の活性化 】
 ◇ 県内各地域の強みを活かした戦略的な産業団地の造成と企業の立地を進めると同時に、地元企業への発注拡大を要請していきます。
 ◇ 中小企業の経営改善に向けた支援の強化と雇用の確保を図ります。
 ◇ 東南アジアやオセアニアにも視野を拡げたインバウンド観光と、地域資源を掘り起こしたニューツーリズムの振興に努めます。


【 安全・安心な日常生活の確保 】
 ◇ 防災ネットワーク道路や避難所周辺道路の整備、災害危険個所の解消に加え、広域災害時における情報提供体制や県外避難者・物資供給等の受入態勢を強化します。
 ◇ 小中学校周辺の通学路における歩道整備の促進、防犯体制の拡充により、子どもたちを交通事故や犯罪から守ります。
 ◇ 特殊詐欺や危険ドラッグへの対策強化、身近な軽犯罪の撲滅、交通事故の抑止対策等、ソフト・ハード両面での警察力強化を進めます。


【 教育環境の充実 】
 ◇ 非常勤講師を増員して本独自の少人数教育を拡充するとともに、いじめや不登校のない学校づくりに全力を挙げます。
 ◇ 本県独自の学力テストの実施により、課題を的確に把握し、学ぶ姿勢・学ぶ意欲を身につけさせ、学力向上につなげます。
 ◇ 高等学校における「日本史の必履修化」へ向けた取り組みを始めます。各県立学校の特色化・活性化を支援する制度を創設します。


【 保健・医療・福祉の環境改善 】
 ◇ 地域医療・在宅医療・救急医療の体制強化に取り組みます。
 ◇ 多様な福祉分野に内在する課題に向き合い、その解決に向けた対応策を進めます。
 ◇ 小児や障害児(者)医療費の無償化・現物給付枠の拡大を図ります。


【 農林水産業の振興 】
 ◇ 「農業版 地方創生」とも言える各地域の特色を活かした農産物の生産振興を支援し、農業産出額の増加と就農者の確保に努めます。
 ◇ 農業の6次産業化、1.5次産業化を支援しながら農商工連携を促進するとともに、積極的な植物工場の誘致について研究していきます。
 ◇ 皆伐施業の推進で元気な森づくりを進めるとともに、木材生産量・日本一の林業県を目指し、活発な林業生産活動を行います。


 県民の皆様には、私たち「とちぎ自民党議員会」の活動に対するご理解とご協力を賜りますとともに、ご意見やご提案をお寄せくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。