政策提言・時事問題リポート

2004/09/16

足利市の誇るべきこと

足利市の持つたくさんの魅力について、これまでも紹介してきました。足利学校やばんな寺といった歴史的建造物、渡良瀬川や織姫山といった自然、足利フラワーパークや栗田美術館のような観光施設、美味しい食べ物、100年続く足利花火大会などなど、数え上げたらきりがない程です。
そして、他にも誇らしく思うことがあります。
足利に両毛ヤクルト販売という会社があります。ご存知のとおり、ここではヤクルトレディさんたちが健康飲料・健康食品の配達を行っています。足利市内には1700件近い一人暮らしのお年寄りがいますが、ヤクルトレディさんたちは毎日毎日このお年寄りの家を訪問しているそうです。配達するのはヤクルト1本。数日分を1度に届けた方が当然効率は良くなりますので、採算としては合わないと思います。しかし、一人暮らしのお年寄りの安否を毎日確認し、話し相手にもなるという、とても意義のある活動に継続して取り組まれています。「企業としての地域への貢献活動です」と社長さんは話していました。足利市から感謝状もいただいたそうです。このような温かい心を持って、企業活動を行っていることに対し、心から敬意を表し感謝します。
また、毎年100基の防犯灯を足利市に寄附している電気工事会社さんもあります。設置作業まで全てを含めて、の寄附ですから、足利市としては助かります。特に最近では治安の悪化が進んでおり、学校帰りの子どもたちや健康の為に夜散歩する人にとっては、「明るい」ということはとても安心感があることです。防犯にも大きく役立ちます。こちらの社長さんも同様に、「地域への貢献」を口にしていました。
このような企業が足利市にあり、活動なさっていることを、市民の一人として心から誇りに思います。
足利市が実施したアンケートによりますと、「足利市への定住」という質問について「ずっと住んでいたい」と答えた人は64%で、「市外へ移りたい」と答えた人の8.7%を大きく上回ります。
足利市以外に暮らす方々は、足利市にある歴史・文化・自然遺産を高く評価している方が多いようです。いい町だねという言葉をよく掛けられます。一方で足利市民自身はそれほど評価していないように感じていました。しかし、このアンケートから「ずっと住んでいたい」という人たちが多いことが分かり、嬉しく思います。
もっと多くの方が「ずっと住んでいたい」と思えるように、安心で安全で暮らしやすい街づくりを目指し、議員として取り組みたいと思います。地域を誇りに思う気持ちが、両毛地区全体にも広がっていったら素晴らしいことです。